実際旅行に来た人の話やガイドブック内の
<フランス人は愛想が悪い!サービスが悪い!>
というご意見。
確かに<お客様が神様、サ-ビス大国の日本>
ではあり得ない対応にショックを受けることも。
(悔しくて、泣きそうになることさえ!)
でも、反対に日本ではなかなか見られない
<あっ、なんかいいな☆>と
心にポッと暖かい火が灯る瞬間もあるんです。
例えば<地下鉄>
改札や出口には大小のドアが併設されているところが多いパリ。
自分の後ろに引き続き通る人がいる場合、
自分が通った後にドアを離してしまうのではなく、そのまま押さえて次の人がすぐに通れるように☆
後から通った人は<メルシ-(ありがとう)!>とお礼。
それを笑顔や<ドリアン(どういたしまして)>で返す。
そして、さっきは<メルシ->と言った人が今度は更に次の人の為にドアを押さえる番。
<メルシ-!><ドリアン!>が次々に飛び交う改札と出口♪
どんなに眠くても疲れていても、朝からとっても良い気分に☆
もちろんこの様子、お店や映画館、いろんなドアでも見受けられる光景。
席を譲るときもとってもスマ-ト。
日本よりずっと多くの人が席を譲っています。
<ムッシュ-、どうぞ><マダム、どうぞ>と
はっきりした声でご提案。
日本人が親切でないのではなくて
恥ずかしがり屋さんが多い気も。
それから<街頭アンケ-トや勧誘>
日本のようなティッシュ配りはいないけれども
街のあちこちにアンケ-トや勧誘は見られます。
私はいまだにどうしても<完全無視(気付かないふり)>をしてしまうのだけど
こちらの方は、断る場合も<反応>はしているのです。
笑顔や申し訳なさそうな顔で
<ごめんなさい、今時間がないの>とか、<結構です>と。
する側も<分かりました。良い一日を!>と潔い。
(観光地でたくさん見かける、移民による押し売りは例外。これはとってもしつこいのでご注意を!)
<お店やレストラン>では
入るとき、店員だけでなくお客も
<ボンジュ-ル!(こんにちは)>と挨拶。
ス-パ-のレジでは自分の番が回って来たら
レジ係とナチュラルに<ボンジュ-ル!>を交わす。
日本のサ-ビスは断然<世界一!>だと思う。
日本滞在経験のあるフランス人は必ず感動しています。
料亭で、サ-ビス係がトイレの入り口まで付き添ってくれたときには、
感動を通り越して大笑いで戻ってきたRom氏の妹ちゃん♪
でもでも、こういった素敵なサ-ビス、
実は根底に<ビジネス>が絡んでることも否めない。
フランスのさりげない心遣いや挨拶は
ビジネスとは関係なく、そしてとってもナチュラルにされているから
<心温まる>んだろうなぁぁぁ!
幼い子供に重いドアを押さえてもらったときなんかは
<キュンッ☆>
頭を撫でたり、抱きしめたりしたくもなっちゃいます♪
ちなみにフランスにも存在するビジネス的なサ-ビス。
一ツ星→四ツ星のホテルを拝見していくと
星の数毎に歴然と改善されていくレセプションでの応対。
レストランの星付もこんな感じで変わっていくのだろうけど、
まだまだ敷居が高くて(お値段も高くて)一ツ星までしか行けてない。
(ホテルの場合、レセプションまでは宿泊せずとも誰でも行ける、失笑)
三ツ星レストランなんていつか行くのかなぁぁぁぁ。
ただ、一ツ星でも既に<ビストロやカフェ>とは程遠い、素晴らしいサ-ビスでした~♪
こんな夕焼けを見れた日も、心温まります♪